島根県庁からの委託を受け、ロシアのIT産業における調査レポートを作成しました。本レポートは、高度な技術を有するIT人材を多く輩出するロシアと、島根県のIT産業における協力・連携の可能性を探る調査ですが、島根県外の他多くの日本企業にとっても、ロシアのIT産業のポテンシャルを感じて頂ける内容になっています。
島根県庁からの委託を受け、ロシアのIT産業における調査レポートを作成しました。本レポートは、高度な技術を有するIT人材を多く輩出するロシアと、島根県のIT産業における協力・連携の可能性を探る調査ですが、島根県外の他多くの日本企業にとっても、ロシアのIT産業のポテンシャルを感じて頂ける内容になっています。
6月30日(火)、ロシアスタートアップによるオンラインピッチイベント「STAY HOME PITCH 」を開催いたしました。アフターコロナのリモートワーク、在宅ヘルスケアソリューションを提供する10社のロシアスタートアップが日系の大手企業向けにオンラインでピッチを行いました。
新型コロナウイルスの感染拡大により世界が混乱に陥る今、ニュースでは世界中の医療体制が報じられている。ロシアの医療・保険体制はどのようなものなのだろうか?今回は、現在急成長しているロシアのMedtechスタートアップについて紹介していきたい。
11月28日(木)にサンクトペテルブルクの郊外にあるレストラン「FERMA BENUA」内のイベントスペースで「RUSH forum」が開催された。
RUSH forumは、サンクトペテルブルク市が運営するテクノパークが主催するビジネスカンファレンスである。フォーラム内では、ファッション・リテール産業における、テクノロジーやイノベーティブなソリューションの導入事例、世界的な産業トレンドのキャッチアップ、求められる人材についてなどの様々なテーマでプレゼンテーションが行われた。
10月5日、ロシアのシードアクセラレーターであるインターネットイニシアチブ開発基金(IIDF)の主催する【スタートアップデイ2019】が、ロシア第二の都市、サンクトペテルブルクで開催された。今年で、6度目となる本イベントは、同都市以外でも(カザン、ノヴォシビルスク、クラスノダール)、随時開催される予定である。
*インターネットイニシアチブ開発基金(IIDF)
経済・社会分野において、特定の措置を実行するロシア独立非営利組織≪戦略的イニシアチブ・エージェンシー(ASI)≫によって、2013年に設立。
起業家、及びスタートアップに対し、成長の初期段階で投資を行う(=シードアクセラレーター)。また、シードアクセラレーターのネットワーク構築、及びベンチャー業界の法規制に取り組む。
≪インターネットイニシアチブ開発基金(IIDF)≫が毎年主催する、巨大スタートアップカンファレンスである。IT企業、投資家、及び関連団体が一同に集結し、新商品の宣伝、ワークショップ、IT起業家のための相談会などが行われる。
今年で6度目の開催となる【スタートアップデイ2019】、2000にも及ぶIT関連団体が参加をした。今年のイベントは、主に3つの会場/ブースで構成されており、各会場で講演および個別相談会が行われた。
例)「スタートアップ市場:レバレッジ効果」「スタートアップのスケール:資金があれば何でも可能、では資金がなければ?」(一部抜粋)
例)「過去5年間の、ベンチャー市場における変化とは?」「BtoB取引の初期段階における、スタートアップのミスとは?」(一部抜粋)
本イベントでは、スタートアップによるピッチが行われた。応募した120のスタートアップから選ばれた35のスタートアップが、約1分間自らの新商品、アイデアの提案を行った。
IIDF及び協賛企業の指定する各分野において、各企業が選考したスタートアップには、それぞれの分野で賞・特典が贈られる。
*主催/協賛企業及び、企業の指定する分野
【IIDF:デジタル体験の分野】
【Beeline:5G技術の分野】
【Megafon:顧客分析の分野】
【Rostelecom:BtoBビジネスの分野】
【VTB:顧客情報の収集・分析の分野】
【Gazprom:製造分野】
・各分野における最有力スタートアップ!
【デジタル体験分野】
「VOLTS」
電力貯蔵技術、及びアパートや個人宅の電気系統における問題(インターネット回線の故障、電力サージ、電力不足など)を解決するシステムを開発。
【5G技術分野】
「O.vision」
オフィスや建物に入る際の顔認証技術、及び安全な社会基盤の構築に取り組むスタートアップ。今回のピッチでは、自社開発の顔認証システムの紹介を行った。どんな通行ゲートにも簡単に設置可能で、数秒で顔を認証することが出来る。
【顧客分析分野】
「Alive Group」「Dowell」
「Alive Group」は、「Alive Board」という屋外広告を通じた顧客分析技術を発表。屋外広告に備えられた特殊カメラとAIを用い、カメラに映る歩行者の感情分析、性別、興味関心などをリアルタイムで解析することが出来る。
「Dowell」は、映画監督や広告代理店のために、画像・ビデオ編集の効率化、及び編集費用の削減技術を開発。例えば、画像やビデオに映る人物の顔を、異なる媒体へ、簡単に複写する技術を開発。
【BtoBビジネス分野】
「Finansist」
中小企業ビジネスにおける、管理会計とビジネス分析のクラウドサービス(SAAS)を開発。
ファイナンシャルプラン、アクチュアルデータ(Web購入履歴、アプリ利用履歴など)等のデータ管理、及び業務の効率化が期待されている。
【顧客情報の収集・分析技術】
「Mark Metrix」
「Online-to-Offlineプラットフォーム」を開発。オンラインストアにおける、マーケティングの最適化、及び顧客のフィードバックシステムの構築に取り組む。
【製造分野】
「Neuroscanner 」
採掘した鉱物や金属の、目に見えない傷を見つけ出す技術を開発。人口知能を搭載しており、自動的に隠れた傷を探し出すことが出来る。すでに、一部工場での運用は始まっており、今後はより多くの企業に技術を普及する予定である。
*当日は、イベント参加者によるオンライン投票が行われた。
そのオンライン投票で、一番多くの票を獲得したスタートアップは「Dowell」であった。
【関連URL】
「スタートアップデイ2019」公式サイト:https://startupday.iidf.ru/
「インターネットイニシアチブ開発基金」ホームページ:https://www.iidf.ru/
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